下関市綾羅木本町にある中山神社・愛新覚羅社は、幕末の風雲児・中山忠光と、清朝最後の皇帝溥儀の弟・愛新覚羅溥傑夫妻を祀る神社です。歴史と文化が息づくこの聖地は、訪れる者に深い感動を与えてくれます。
中山神社
中山神社は、明治維新の先駆者として活躍した中山忠光を祭神とする神社です。忠光は、明治天皇の叔父であり、公卿として活躍しながらも、尊王攘夷運動に身を投じました。
しかし、元治元年(1864年)、長州藩の俗論党によって暗殺されてしまいます。
中山神社は、忠光の遺志を継ぎ、明治維新の精神を後世に伝えるために建立されました。
愛新覚羅社
愛新覚羅社は、中山神社境内に建立された神社で、清朝最後の皇帝溥儀の弟・愛新覚羅溥傑と、その妻で中山忠光の曾孫である浩、そして二人の長女・慧生を祀っています。
愛新覚羅社は、日中両国の歴史と文化を繋ぐ貴重な存在です。
アクセス情報
- 所在地:下関市綾羅木本町7-10-8
- 交通:
- JR山陰本線 綾羅木駅から徒歩12分
- JR下関駅からバス31分「綾羅木中山神社前」下車、すぐ
- 下関ICから車で25分
- 問い合わせ:中山神社 083-253-0704
中山神社・愛新覚羅社を訪れる
中山神社・愛新覚羅社は、歴史と文化、そして自然が融合した美しい場所です。
境内を散策すれば、幕末の志士たちの熱き思いや、日中両国の複雑な歴史を感じることができるでしょう。
ぜひ、中山神社・愛新覚羅社を訪れて、歴史の深さに触れてみてはいかがでしょうか。
西日本屈指の弥生遺跡として知られる綾羅木郷遺跡に隣接し、弥生時代にこの地で始まった農耕文化や土器・石器の展示をはじめ、竪穴式住居の再現など、古代の状況がわかる仕組みになっています。
中国や朝鮮半島との交流を示す資料なども分かりやすく展示しています。
博物館そばには前方後円墳の若宮古墳や岩谷古墳もあり、社会科見学のスポットとしても利用されています。
所在地 下関市大字綾羅木字岡
交通 JR山陰本線 梶栗郷台地駅から徒歩5分
下関 I.Cから車で9分
問い合わせ 下関市立考古博物館? 083-254-3061
綾羅木郷遺跡は、平野の中心に広がる丘稜の全面が 弥生時代の遺跡です。
発掘調査によって、台地の東部地域には竪穴住居跡や埋葬遺構が発見され、台地の中央部から西側は弥生時代前期に特徴的にみられる、多数の袋状竪穴群や弥生時代中・後期の溝などが発見されています。
古墳時代(ほぼ3世紀末から7世紀)の住所跡も存在しています。台地の西北の端には箱式石棺を主体とする、前方部が低く平らな前方後円墳もあります。
遺物として、弥生時代前期前半の土器や多くの石器などが発見されています。
所在地 下関市大字綾羅木字岡
交通 JR山陰本線 梶栗郷台地駅から徒歩3分
問い合わせ 下関市立考古博物館 083-254-3061
大正2年(1913)長州鉄道(現在のJR西日本旅客鉄道)が鉄道敷設工事の際に箱式石棺が出土しました。
発掘調査によって、ここから多鈕細文鏡や細形銅剣、土器などが出土しましたが、そのうちの青銅器は、我が国の遺跡から発見された例が少ない、朝鮮古代のものであることがわかりました。
この遺跡は、発掘された石棺の外に据えられた弥生土器の年代から、弥生時代前期末の墓地とみられていましたが、その後の学術調査によって、これら石棺の北側に弥生時代中期の土器をもつ墓が発見されて、この遺跡は南から北に向かって、墓地が順次広がっていったものであることがわっています。
所在地 下関市梶栗町4丁目
交通 JR山陰本線 梶栗郷台地駅から徒歩5分
問い合わせ 市観光振興課 083-231-1350
竜王山(614m)のふもと、大正時代にかんがい用水池として作られた深坂の溜池を中心に、約250haの広大な森の中に、キャンプ場、林間歩道や渓流、芝生広場,展望台、 研修施設森の家などの自然公園が整備されて緑の中でのびのびと過ごせます。
所在地 下関市大字蒲生野深坂
交通 JR新下関駅から長安線バス8分「蒲生野(かもの)」下車、徒歩43分
JR新下関駅から車で10分?
下関 I.Cから車で15分
問い合わせ 森の家下関 083-259-8555
花や野菜、緑化用樹、果樹などを展示栽培して来園者の観賞に供したり、園芸講習会なども開催しています。
園内には、ニュートンのリンゴの木も植樹されており、案内板に「1643年イギリス、リンカーン州グランサム近郊のウールスソープに生まれた、物理学者ニュートンが少年時代庭のリンゴの果実が落ちる姿をみて、何故だろうと疑問をいだき、これが後の万有引力の法則を発見するヒントになったようです。
そのリンゴの枝が昭和39年に小石川の東大付属植物園に贈られ更に増殖され、広島市に送られたものを当、園芸センターに分けてもらったものです。」と記されています。
特に、春と秋に見ごろを迎えるバラ園は見事で、大勢の見物者でにぎわいます。
所在地 下関市富任町 5-7-1
交通 JR山陰本線 安岡駅から徒歩15分
長安線バス「安岡駅前』から5分「園芸センター前」下車、すぐ
北浦線バス「富任口」下車、徒歩10分
問い合わせ 下関市園芸センター 083-258-0147
山陰の眺めの素晴らしい海岸から200mの沖合いに、長さ100mの釣りデッキ(平均水深約10m)が整備されています。
貸し竿やエサも置いてありますので、誰でも気軽に釣りが楽しめます。
釣れる主な魚種はチヌ、小ダイ、カサゴ、ベラ、キス、カレイ、サバ、メバル、コノシロ、アブラメ、カワハギ、ヒラメ、小アジ、イワシ、サンバソウ、ボラ、タナゴ、スズキ などです。
所在地 下関市吉見古宿町10番1号
交通 JR山陰本線 吉見(よしみ)駅から徒歩10分
下関 I.Cから車で20分
マイカー駐車場あり(80台)
問い合わせ 下関フィッシングパーク 083-286-5210
吉見の沖合約6km、響灘に浮かぶ漁業を中心とした島です。
島の伝統行事として、島の集落の北東方の「山ノ神」の森で、7年目毎の陰暦11月15日前後の4日間催される「山ノ神神事」は、先祖の神霊(山ノ神)を里の収穫祭に迎え、子孫の人々といっしょに、その年の新しい穀物などを神に捧げる「相嘗祭り」をした後、再び、神霊を森に送り帰すという神事ではないかと考えられており、我が国古来の神事の型を伝えるものとして、非常に貴重なものとされています。
この神事は、下関市の無形民俗文化財に指定されています。
島の周囲には険しい岩石海岸が続き、日本海の荒波で侵食され「岩門」と名付けられた洞窟など奇岩が多く見られます。また、周辺海域は海産物の宝庫で、アワビ、サザエ、ウニなどの海の幸が豊富に採れます。
島内には民宿もあります。
所在地 下関市蓋井島
交通 JR山陰本線 吉見駅から吉見港「連絡船乗場」まで徒歩で、5分
吉見港から蓋井島行き連絡船で35分
問い合わせ 下関市観光振興課 083-231-1350
深い山並みに抱かれた静かな温泉郷で、天保10年(1839)、田んぼの中で見つかった冷泉がその始まりと言われています。
泉質は効能豊かなアルカリ性の単純泉で、本格的に営業を開始したのは、明治8年(1875)湯玉の田村善左衛門という人が五右衛門風呂を据えて湯を沸かしたことに始まり、現在3軒の宿と1軒の銭湯があり入浴だけでもご利用いただけます。
所在地 下関市豊浦町宇賀
交通 JR山陰本線 湯玉駅からバス8分「大河内温泉前」下車、徒歩3分
JR山陰本線 湯玉駅から車で6分
小月 I.Cから車で34分
問い合わせ 豊浦総合支所地域振興課 083-772-4003
??中ノ浜遺跡は、響灘に面した下関市豊浦町の海岸砂丘にあり、弥生時代の前期から中期初頭にかけて築かれた埋葬遺跡で、昭和35年に発見され県の指定史跡となっています。
埋葬施設としては地表面を掘りくぼめて造られた土壙墓、箱式石棺墓、甕棺墓や施設を伴わない集骨葬群を含んで変化に富み、それぞれにつくられた時期やグループの異なりを表しているそうです。
埋葬の習俗として花崗岩の風化した砂で埋葬を覆った例、手の部分を切り離した例、二枚貝の1枚を埋葬の上に置いた例などは、社会構成や精神生活を知る手掛かりになると言われています。
平成2年に墓地公園としての整備が完成し、一般に公開されています。
響灘沿岸には、北方の豊北町に土井ケ浜遺跡、南方の綾羅木には綾羅木郷遺跡(ともに国指定史跡)があり、中ノ浜遺跡からは、土井ケ浜遺跡式の土器も出土していることから、二つの遺跡はなんらかの関係があったとおもわれます。
所在地 下関市豊浦町川棚
交通 JR山陰本線 川棚温泉駅から車で5分
JR山陰本線 川棚温泉駅から徒歩26分
小月 I.Cから車で31分
問い合わせ 豊浦町観光協会 083-774-1211
関門の名所やお祭りなどを映像と写真で紹介しています。
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