大正2年(1913)長州鉄道(現在のJR西日本旅客鉄道)が鉄道敷設工事の際に箱式石棺が出土しました。
発掘調査によって、ここから多鈕細文鏡や細形銅剣、土器などが出土しましたが、そのうちの青銅器は、我が国の遺跡から発見された例が少ない、朝鮮古代のものであることがわかりました。
この遺跡は、発掘された石棺の外に据えられた弥生土器の年代から、弥生時代前期末の墓地とみられていましたが、その後の学術調査によって、これら石棺の北側に弥生時代中期の土器をもつ墓が発見されて、この遺跡は南から北に向かって、墓地が順次広がっていったものであることがわっています。
所在地 下関市梶栗町4丁目
交通 JR山陰本線 梶栗郷台地駅から徒歩5分
問い合わせ 市観光振興課 083-231-1350