ほのぼのとした出湯の温もりが漂う温泉郷は、安徳天皇の時代に発見され、南北朝時代に一度埋没したものを三恵寺(さんねじ)の恰雲(いうん)和尚が薬師如来のお告げで再発見したと伝えられる、長い歴史を持つ名湯で、古くから関門の奥座敷として親しまれています。
漂白の俳人種田山頭火も、そののどかな雰囲気といで湯を心から愛し、日記に「川棚温泉は山裾に丘陵をめぐらせて、私のもっとも好きな風景である。」と記しています。
泉質は含弱放射線・カルシウム・ナトリウム・塩化物温泉で、リウマチ性の病気や、高血圧症、動脈硬化(どうみゃくこうか)症などに効能があると言われています。
また、ゆでた茶そばを熱した瓦の上で焼いていただく「瓦そば」は、川棚温泉の名物料理です。
所在地 下関市豊浦町川棚湯町
交通 JR山陰本線 川棚温泉駅からバス4分「川棚温泉」下車、すぐ
下関 I.Cから車で32分
小月 I.Cから車で27分
問い合わせ 川棚温泉観光協会 083-772-0296