豊浦町との境、響灘を望む古くからの漁師町二見浦の夫婦岩は国道191号脇の海岸に立っています。
神聖な岩として信仰され、二つの岩をつなぐしめ縄(長さ27メートル、重さ200キロ・ワイヤー入り)は、毎年1月2日の午前中に豊漁と息災を祈り、海水で身を清めた締め込み姿の男衆によって張り替えられます。
しめ縄につける房の数は、平年十二下り・閏年十三下りということです。
二見浦の背後、馬路山に棲む龍が台風で大時化となる日、夫婦岩の間を通り、本郷沖、にある、饅頭のような形をした壁島の龍権社にお詣りされるという伝説もあります。
響灘に夕日が沈む頃、岩と海と夕日が作り出す風景は神秘的でおごそかな気持ちにさせられます。
所在地 下関市豊北町二見
交通 JR山陰本線 長門二見駅から徒歩15分
問い合わせ 豊北総合支所地域振興課 083-782-1914