幻想的な霧に包まれた海峡に、しめなわが架かる
冬の関門海峡といえば、濃霧が有名です。そんな深い霧の中、海に浮かぶ烏帽子岩にしめなわを張る「しめなわ祭」が毎年12月10日に行われます。
海の神様への願いを込めて
古くから伝わるこの神事は、烏帽子岩が海の神様であると信仰されていたことに由来します。神職は海に渡り、長さ約8メートルのしめなわを張り替え、五穀豊穣と航海の安全を祈願します。
幻想的な雰囲気に包まれて
早朝、まだ薄暗い海峡に神職の船が近づくと、濃霧の中から烏帽子岩が姿を現します。神職は岩に登り、しめなわを張り替え、海峡を行き交う船を見守ります。
冬の関門海峡を彩る風物詩
しめなわ祭は、関門海峡の冬を彩る風物詩として、多くの観光客が訪れます。濃霧に包まれた幻想的な雰囲気の中で行われる儀式は、見る者に深い感銘を与えるでしょう。