鬼の岩伝説:鬼たちの壮大な挑戦と神様のいたずら
下関市豊北町角島の海岸にそびえる「鬼の岩」は、その名の通り、鬼が投げたとされる奇岩です。この岩には、古くから語り継がれる壮大な伝説が残されています。
昔々、島戸の高坪山に住んでいた鬼たちは、村人たちを困らせていました。困り果てた村人たちは、住吉大神に相談します。大神は鬼たちと賭けをします。
「一晩のうちに島戸と角島の間の海を陸続きにすることができたら、何でも望みのものをやろう。じゃが、できなかったら山から追放するぞ。」
鬼たちは喜んで挑戦を始めます。夜通し岩を海に投げ込み、海はみるみるうちに陸地へと変わっていきます。
しかし、夜明けが近づき、あと少しで完成というところで、大神は鶏の鳴き声を真似します。
「しまった!もう夜が明けてしまった。」
鬼たちは力尽き、その場に座り込んでしまいます。
角島に眠る鬼の痕跡:鬼の岩へのアクセスと見どころ
鬼が投げたといわれる「鬼の岩」は、角島小学校近くにあります。岩には鬼の手形が残っているとされ、その迫力に圧倒されます。
アクセス
- JR山陰本線 特牛駅から角島行バス21分「学校横」下車、徒歩5分
- 小月I.Cから車で71分
- 下関I.Cから車で80分
周辺の観光スポット
- 角島大橋:日本海に浮かぶ美しい橋
- 海士ヶ瀬:干潮時に現れる神秘的な道
- 角島灯台:歴史ある灯台
- めのうロード:美しいめのうが拾える海岸
まとめ
「鬼の岩」は、角島の自然と歴史、そして伝説が融合した魅力的なスポットです。鬼の力強さ、神様のいたずら、そして美しい景色を体感しに、ぜひ角島を訪れてみてはいかがでしょうか。
アクセス
交通手段 | 所要時間 | 詳細 |
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JR山陰本線 特牛駅 | 21分 | 角島行バスに乗車、「学校横」下車 |
小月I.C | 71分 | 車で角島大橋方面へ |
下関I.C | 80分 | 車で角島大橋方面へ |