下関市大字高畑にある平家塚は、壇ノ浦の戦いで滅んだ平家の落人の墓と伝えられる静寂な史跡です。
落人の隠れ里
山あいの里、高畑は、壇ノ浦の合戦で滅んだ平家の落人が隠れ住んでいたとされています。
平家塚は、その落人の墓と伝えられており、碑の横にはさらに奥へと続く道があり、古い五輪塔六基ほかの墓石がひっそりと建てられています。
海を見つめる墓
登り道の反対側にも二基、切通しの市道の向う側にも四基あり、どの墓もすぐ前の青い海を丘の上からじっと眺めているようです。
平家薮
ここは「平家薮」とも言われ、かつてはここに一歩でも入ると、ふるいがつき、たたりがあると恐れられてきたそうです。
しかし今は月一回地元の婦人たちの手で清掃され、香華が手向けられています。
歴史と自然が織りなす静寂
平家塚は、歴史と自然が織りなす静寂な場所です。
落人の悲劇に思いを馳せながら、海を見つめる墓石に込められた思いを感じてみてはいかがでしょうか。
アクセス情報
- 所在地:下関市大字高畑(野久留米街道から600m)
- 交通:
- JR下関駅からバス18分「浜浦台」下車、徒歩15分
- 下関I.Cから車で9分
- 問い合わせ:下関市観光振興課 083-231-1350
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