その昔、朝鮮から新羅の大軍が攻めてきた時に、神功皇后が龍神から授かった2つの珠(潮干る珠・潮満る珠)を使って、船で近づこうとする新羅軍を「潮干る珠」で足止めし、船を降り攻めてきた新羅軍を「潮満る珠」で滅ぼしました。
そののち、神功皇后は軍船を整えて、いよいよ新羅へ渡り、敵を打ち破り、やがて神功皇后の軍隊は勇ましく長門の浦に凱旋してきました。
凱旋の後2つの珠を海中に返すと、この二つの島になったという伝説があります。
忌宮神社の飛び境内地で、両島の樹木は国の天然記念物に指定されています。
平家が滅び武士の時代の始まりとなった壇ノ浦の源平船合戦では、海峡の潮流に詳しい長府・串崎の水軍が源氏方へ味方し、源氏はこの島周辺に本陣を構えたといわれます。
関門海峡のいたるところから望見できますが、二つの島が寄り添うように見える豊功神社や御船手海岸からの風景が最も良いといわれています。
所在地 下関市長府沖
交通 豊功神社 JR長府駅からバス9分「松原」下車、徒歩7分
JR下関駅からバス21分「松原」下車、徒歩7分
御船手海岸 JR長府駅からバス9分「松原」下車、徒歩10分
JR下関駅からバス21分「松原」下車、徒歩10分
問い合わせ 長府観光会館 083-246-1120