文久3年(1863)5月10日、横浜から長崎を経て上海に向かうため、アメリカ商船が関門海峡を通過しようとしましたが、風波と逆潮流のため豊前田浦沖(現在の北九州市門司区)に碇泊しました。
5月11日午前2時久坂玄瑞の指揮により、豊前田浦沖に碇泊しているアメリカ商船攻撃合図の砲弾が亀山砲台から発射されました。
夜陰に突如、長州藩の軍艦庚申丸、癸亥丸の襲撃を受けた同船は、あわてて錨を巻き上げ豊後水道に向かったため、藩艦もこれを追いましたが、船脚に格段の差がありたちまちその船影を見失ってしまいました。
このようにして、馬関攘夷戦の火ぶたはきられたといいます。
所在地 下関市中之町1-1亀山八幡宮
交通 JR下関駅からバス7分「唐戸」下車、徒歩5分
問い合わせ 亀山八幡宮 083-231-1323