下関市の水源地のひとつで、取水塔など、明治末期から昭和初期にかけて造られた上水道施設がいまでも稼働しています。
下関では、明治24年(1891)に議会の承認を受けて上水道の建設調査に取りかかりました。
内務省の技師でイギリス人のウイリアム・K・バルトンは調査の結果、上水道の水源地として当時の豊浦郡内日村の一ノ瀬が最適地であると報告しましたが、その後、日清戦争の影響などで、明治34年(1901)にようやく着工され、4年間をかけた貯水池工事と家庭配水工事を完了し、明治39年(1906)1月1日に待望の給水を開始しました。
時代と共に、その都市規模を拡大するに従い、水需要も多様化し増加したため、内日貯水池からさらに500mほど上流に第二貯水池を築造することとなり、大正14年(1925)に着工、昭和4年(1929)に完成しました。
所在地 下関市内日町
交通 JR新下関駅からバス20分「一之瀬」下車、すぐ
問い合わせ下関 市観光振興課 083-231-1350