竹林にかこまれ風情のある閑静な参道は、「哲学の道」と名付けられています。
一千年以上の歴史をもつ古刹で、花山天皇(984〜986年在位)の時世に九州筑紫へ派遣された勅使が、航行中豊浦灘で嵐に会い危なくなったとき、この山から光輪が輝き間もなく嵐が静まりつつがなかったといいます。
勅使の上奏を受けた花山天皇は自ら十一面観世音像を作り、寺堂を建立して安置するとともに、白華山蓮台寺の号を賜ったといわれます。
この十一面観音像は、鰐口とともに市文化財に指定されており、十一面観世音像は、年に1回(4月16日)にご開帳されます。
また、白華山の頂上には不動明王が安置されており、これに通ずる山道は八十八カ所の観音像をめぐるハイキングコースとなっています。
所在地 下関市大字吉田地方
交通 JR小月駅からバス16分「宗地」下車、徒歩37分?
問い合わせ 下関市観光振興課 083-231-1350