「山陰海岸・新下関・内日周辺」カテゴリーアーカイブ

梶栗浜遺跡

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大正2年(1913)長州鉄道(現在のJR西日本旅客鉄道)が鉄道敷設工事の際に箱式石棺が出土しました。

 発掘調査によって、ここから多鈕細文鏡や細形銅剣、土器などが出土しましたが、そのうちの青銅器は、我が国の遺跡から発見された例が少ない、朝鮮古代のものであることがわかりました。

 この遺跡は、発掘された石棺の外に据えられた弥生土器の年代から、弥生時代前期末の墓地とみられていましたが、その後の学術調査によって、これら石棺の北側に弥生時代中期の土器をもつ墓が発見されて、この遺跡は南から北に向かって、墓地が順次広がっていったものであることがわっています。

 

 所在地  下関市梶栗町4丁目

 交通   JR山陰本線 梶栗郷台地駅から徒歩5分

 問い合わせ 市観光振興課 083-231-1350

 

深坂自然の森

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竜王山(614m)のふもと、大正時代にかんがい用水池として作られた深坂の溜池を中心に、約250haの広大な森の中に、キャンプ場、林間歩道や渓流、芝生広場,展望台、 研修施設森の家などの自然公園が整備されて緑の中でのびのびと過ごせます。

 

 所在地  下関市大字蒲生野深坂

 交通   JR新下関駅から長安線バス8分「蒲生野(かもの)」下車、徒歩43分

      JR新下関駅から車で10分?

      下関 I.Cから車で15分

 問い合わせ 森の家下関 083-259-8555

 

下関市立園芸センター

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 花や野菜、緑化用樹、果樹などを展示栽培して来園者の観賞に供したり、園芸講習会なども開催しています。

 園内には、ニュートンのリンゴの木も植樹されており、案内板に「1643年イギリス、リンカーン州グランサム近郊のウールスソープに生まれた、物理学者ニュートンが少年時代庭のリンゴの果実が落ちる姿をみて、何故だろうと疑問をいだき、これが後の万有引力の法則を発見するヒントになったようです。

 そのリンゴの枝が昭和39年に小石川の東大付属植物園に贈られ更に増殖され、広島市に送られたものを当、園芸センターに分けてもらったものです。」と記されています。

 特に、春と秋に見ごろを迎えるバラ園は見事で、大勢の見物者でにぎわいます。

 

 所在地  下関市富任町 5-7-1

 交通   JR山陰本線 安岡駅から徒歩15分

      長安線バス「安岡駅前』から5分「園芸センター前」下車、すぐ

      北浦線バス「富任口」下車、徒歩10分

 問い合わせ 下関市園芸センター 083-258-0147

 

下関フィッシングパーク

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山陰の眺めの素晴らしい海岸から200mの沖合いに、長さ100mの釣りデッキ(平均水深約10m)が整備されています。

 貸し竿やエサも置いてありますので、誰でも気軽に釣りが楽しめます。

 釣れる主な魚種はチヌ、小ダイ、カサゴ、ベラ、キス、カレイ、サバ、メバル、コノシロ、アブラメ、カワハギ、ヒラメ、小アジ、イワシ、サンバソウ、ボラ、タナゴ、スズキ などです。

 

 所在地  下関市吉見古宿町10番1号

 交通   JR山陰本線 吉見(よしみ)駅から徒歩10分

      下関 I.Cから車で20分

      マイカー駐車場あり(80台)

 問い合わせ 下関フィッシングパーク 083-286-5210

 

 

毘沙ノ鼻

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北緯34度6分38秒、東経130度51分37秒。本州最西端の地です。

 海抜120メートルに整備された展望広場には、万葉歌碑が建立されており、其の側には、歌碑の歌は、天平十年(738)、長門守巨曽倍対馬(こそべのつしま)が、都で催された橘家の宴席で、時の右大臣橘諸兄(たちばなのもろえ)に詠んだ歌である。「長門の国にある沖つ借島の名のように、心の奥に深く思っているあなた様は、千年も長生きしてほしいものです」と、自分の任国の地名を巧みに使い、長寿を願った歌である。

 

 此の地より、西方五キロの海上に浮かぶ蓋井島こそ、天平の昔の「沖つ借島」であろうとする伝承が、江戸時代中期以降に既に見えている。「八幡宮本記」(1689)・「防長地下上申」・「長門一宮住吉神社史料」などがこれである。

 

 今、これらの伝承を重んじ、この島を眺望できる、ここ本州最西端・毘沙の鼻の地に、この万葉歌碑を建立するものである。と記された碑が添えてあります。

 本州でいちばん遅く、日本海の水平線に沈む夕日を眺めることのできる絶好の場所で、気軽に立ち寄ることができます

 

 本州最西端の地「毘沙ノ鼻」の到達証明書の発行を希望される方には、JR下関駅・新下関駅構内の観光案内所で販売しています。

 

 所在地  下関市大字吉母字御崎

 交通   JR山陰本線 吉見駅から「吉母港」行きバス7分「下方」下車、徒歩53分

      JR山陰本線 吉見駅から車で12分

      下関 I.Cから車で32分

 問い合わせ 下関市観光振興課 083-231-1350

 

蓋井島

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吉見の沖合約6km、響灘に浮かぶ漁業を中心とした島です。

 島の伝統行事として、島の集落の北東方の「山ノ神」の森で、7年目毎の陰暦11月15日前後の4日間催される「山ノ神神事」は、先祖の神霊(山ノ神)を里の収穫祭に迎え、子孫の人々といっしょに、その年の新しい穀物などを神に捧げる「相嘗祭り」をした後、再び、神霊を森に送り帰すという神事ではないかと考えられており、我が国古来の神事の型を伝えるものとして、非常に貴重なものとされています。

 この神事は、下関市の無形民俗文化財に指定されています。

 島の周囲には険しい岩石海岸が続き、日本海の荒波で侵食され「岩門」と名付けられた洞窟など奇岩が多く見られます。また、周辺海域は海産物の宝庫で、アワビ、サザエ、ウニなどの海の幸が豊富に採れます。

 島内には民宿もあります。

 

 所在地  下関市蓋井島

 交通   JR山陰本線 吉見駅から吉見港「連絡船乗場」まで徒歩で、5分

      吉見港から蓋井島行き連絡船で35分

 問い合わせ 下関市観光振興課 083-231-1350