花火シーズン到来を告げるかのように打ち上げられた、亀山神宮夏越祭の花火大会。
知名度が上がり多くの観客が集り賑わいをみせる、関門海峡花火大会。
関門海峡の美しい夜景に彩りを添えた花火です。
夏越祭の花火大会(08.07.30)
関門海峡花火大会(08.08.13)
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角島小学校(下関市豊北町角島)近くの海岸に、「鬼の岩」と呼ばれる奇岩があります。
この伝説は、鬼の岩のある海岸道路沿いに、海水の浸入を防ぐため海岸に沿って築造されているコンクリートの壁面に壁画として描かれています。
伝説「鬼の岩」
むかし、むかし、島戸の高坪山にたくさんの鬼がすんでいました。
鬼たちがたびたび里へおりて、家々からお酒をくすね、わるさをするので村人たちはたいそう困っていました。
たまりかねて村人たちは、住吉の大神に相談することにしました。話を聞かれ大神は、何か考えておいででしたが「そうだ」とうなづかれ、鬼の大将を呼ばれました。
そして、
「どうじゃ、わしと賭けをしないか。一晩のうちに島戸と角島の間の海を陸続きにすることができたら、なんでも望みのものをやろう。じゃが、できなかったら山から追放するぞ」とおっしゃいました。
鬼たちは、これはたやすいこと、何でも好きなものが手に入ると、一も二もなく賛成しました。
日が暮れるや、岩を海へ投げ始めました。赤鬼が赤い顔をいっそう真っ赤にして大石を運べば、青鬼は青筋をたてて岩を切り出します。ほかの鬼もまけてはいません。みんな掛け声を出しながら、どんどん岩を投げこみました。
鬼たちの勢いに、みるみるうち海が埋まり、半里(約二キロ)の海が夜明けには、陸続きになりそうでした。
村人たちは「こりゃ、大変」と、はらはらしながら、その様子を遠くから眺めていました。
始めからじっと見ておられた住吉の大神は「なんと、鬼どもがこんなに頑張るとは」と、すこしあわてられたご様子でした。
そこは神様、やがてにっこり、急いで樹上にあがられ、まだ薄暗い大空に羽音を響かせ、夜明けを告げる一番鶏の鳴き声をまねされました。
もう少しで、出来上がると思っていた鬼どもは「しまった!もう夜が明けてしまった。」「俺たちの負けだ」「くやしいのう!」と、がっくり力を落とし、その場に座り込んでしまいました。
平和が戻った村人たちは、住吉の大神に感謝して、鬼の逃げた高坪山に祠をたておまつりしました。
このとき、鬼の投げた大きな岩が鳩島で、干潮のとき歩いて渡れそうな海士ヶ瀬は、小さな岩をたくさん投げた所だと伝えられています。
この前の岩は、投げた鬼の手形がついているといわれ、「鬼の岩」と呼ばれています。鬼たちが勢いあまってこんな遠い所まで投げたのでしょう。
平成十二(2000)年十一月
豊北町
豊北町観光協会
豊北町郷土文化研究会
壁画の「鬼の岩」伝説から引用。
所在地 下関市豊北町角島
交通 JR山陰本線 特牛駅から角島行バス21分「学校横」下車、徒歩5分
小月 I.Cから車で71分
下関 I.Cから車で80分
問い合わせ 豊北町観光協会 083-782-1914