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数方庭祭

数方庭祭


祭りは、毎年八月七日から十三日まで、毎夕7時から本殿祭があり、7時30分から10時頃まで四度数方庭の神事が行われます。
 現在の「数方庭祭」の形が整ったのは、長府藩三代藩主毛利綱元(もうり つなもと、承応2年(1653年)、父の死去により後を継ぐ。)の頃と言われ、それまで用いられていた油筒をやめ、七夕紙をつけた笹に燈籠をつるすようになり、矛や刀にかえて、竹竿幟を持つようになったと言われています。
 以来、その形で続けられてきましたが、大正の初めの頃から、従来の小幟に代わって大幟が登場するようになったと言われ、それからは、競って大幟を出すようになり最近では、長さ30メートル、重さ百キロという幟もあると言うことです。
 鬼石の上に太鼓を据え、「スッポウディ」と言われる独特なリズムを打ち鳴らし、それに合わせてまず切籠が、次に小幟・中幟・大幟が順次登場して鬼石のまわりを回ります。
 
まさに天下の奇祭の名にふさわしい祭りです。
 
 昭和五十九年(1984)十一月に山口県無形民族文化財に指定されています。
 
施設情報

住所

〒752-0967 山口県下関市長府宮の内町1−18

お問い合わせ

083-245-1093

アクセス

JR下関駅からバス23分「城下町長府」下車、徒歩5分