蓋井島

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吉見の沖合約6km、響灘に浮かぶ漁業を中心とした島です。

 島の伝統行事として、島の集落の北東方の「山ノ神」の森で、7年目毎の陰暦11月15日前後の4日間催される「山ノ神神事」は、先祖の神霊(山ノ神)を里の収穫祭に迎え、子孫の人々といっしょに、その年の新しい穀物などを神に捧げる「相嘗祭り」をした後、再び、神霊を森に送り帰すという神事ではないかと考えられており、我が国古来の神事の型を伝えるものとして、非常に貴重なものとされています。

 この神事は、下関市の無形民俗文化財に指定されています。

 島の周囲には険しい岩石海岸が続き、日本海の荒波で侵食され「岩門」と名付けられた洞窟など奇岩が多く見られます。また、周辺海域は海産物の宝庫で、アワビ、サザエ、ウニなどの海の幸が豊富に採れます。

 島内には民宿もあります。

 

 所在地  下関市蓋井島

 交通   JR山陰本線 吉見駅から吉見港「連絡船乗場」まで徒歩で、5分

      吉見港から蓋井島行き連絡船で35分

 問い合わせ 下関市観光振興課 083-231-1350