三恵寺(さんねじ)

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 閑静な山腹にある三恵寺は、寿永年間怡雲(いうん)和尚によって再興された古いお寺です。和尚は観世音のお告げで、埋もれていた川棚温泉を再開発したとも伝えられています。

 山口県有形文化財に指定されている、本尊の木造千手観音菩薩立像は、平安時代後期、11世紀末から12世紀初頭頃の作といわれ、70年ごとに開帳される秘仏です。

 三恵寺縁起によれば山内には、「天降竹」、拾雲和尚がカニを退治した「蟹ヶ池」、真言の秘法水印の行で、唐の国の火事を消した「国見岩」、川棚温泉の守護を祈念した「三尊石」、和尚が即身成仏を修し入寂された「奥の院」などもあります。

 所在地  下関市豊浦町川棚湯町

 交通   JR山陰本線 川棚温泉駅からバス4分「川棚温泉」下車、徒歩22分

      JR山陰本線 川棚温泉駅から車で6分

      下関 I.Cから車で34分

      小月 I.Cから車で26分

 問い合わせ 豊浦総合支所地域振興課 083-772-4003