石柱渓

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??豊田湖に流れこむ川にできている長さ1km余りの渓谷で、周りの岩石はマグマが地表近くで冷え固まった石英斑岩で、渓谷ができている辺りは水が川底をけずり、落差の小さい多くの滝や淵ができています。

 石英斑岩には垂直方向に多くの割れ目ができ、大きさ15〜20cmの四角〜六角の柱が集まっているように見え、その美しさから高島北海画伯によつて「石柱渓」と命名され、大正15年(1926)に国の名勝,天然記念物に指定されています。

 渓谷沿いには、アカガシ、アラカシ、ハイノキなどがうっそうとしげり、シダやその他の植物も豊富で、初夏の若葉や、秋の紅葉に色どられて、訪れる人々の目を楽しませています。

 石柱渓には、萩藩の武士「衣笠万作」と農家の娘「お通」にまつわる悲恋物語が、語り伝えられており、渓谷内に″おしどり観音″が建立されています。

 毎年11月には「おしどり観音まつり」「紅葉まつり」が開かれます。

 所在地  下関市豊田町台

 交通   JR山陽本線小月駅からバス48分「石柱渓口」下車、徒歩40分

      JR山陰本線長門市駅からバス54分「石柱渓口」下車、徒歩40分

      中国自動車道美祢ICから27分、小月ICから42分

 問い合わせ 豊田総合支所地域振興課 083-766-1056