赤間神宮

赤間神宮は、壇ノ浦の戦いで入水した安徳天皇を祀る神社で、江戸時代までは阿弥陀寺というお寺でした。平家一門の墓や耳なし芳一の像など、平家ゆかりのスポットが多くあります。また、鮮やかな朱色の水天門は、竜宮城をイメージして建てられたもので、関門海峡のシンボルとなっています。

赤間神宮には、重要文化財や登録有形文化財に指定されている建造物や資料が多数あります。例えば、平家物語(長門本)や安徳天皇縁起絵図などが宝物殿に展示されています。また、境内には安徳天皇阿弥陀寺御陵や高浜虚子句碑なども見ることができます。

赤間神宮では、年中行事も盛んに行われています。特に有名なのが5月3日に行われる先帝祭です。この日は上臈参拝という豪華絢爛な行列が見られます。上臈参拝とは、平家一門の女性たちが安徳天皇を奉じて参拝する様子を再現したものです。華やかな衣装をまとった太夫や外八文字という独特の足さばきを披露する武者たちが境内を歩きます。

赤間神宮は下関駅からバスで約9分、「赤間神宮前」バス停で下車すぐです。駐車場もあります。営業時間は9時から17時までで、休業日はありません。入場料は無料ですが、宝物殿は100円です。

赤間神宮は歴史や文化に興味のある方におすすめのスポットです。悲劇の幼帝・安徳天皇を偲ぶとともに、竜宮城を思わせる美しい水天門を見てみませんか?


 

アクセス情報

住所山口県下関市阿弥陀寺町4-1
TEL083-231-4138
交通JR下関駅からバス9分「赤間神宮前」下車、すぐ

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